でも 飲んでみたいなぁ~
やっぱり初めはプレミアム焼酎と言われる『3M』からなんかなぁ~
そんな声を居酒屋の片隅で聞いた事があります。
今日は生まれも育ちも福岡で芋焼酎のコレクターになってしまうほど芋焼酎を飲むのも眺めるのも大好きな私が美味しい芋焼酎の飲み方をご紹介します。
このブログを読み終わる頃には芋焼酎のファンでなくとも試したくなる芋焼酎のお湯割りを美味しく、しかも安くて身近な銘柄で楽しむ方法なので是非参考にしてください。
芋焼酎について
芋焼酎はサツマイモを原料として作られる焼酎で長い間、南九州(特に鹿児島・宮崎)の地酒として原料の特性と原産地の特性を併せ持つ伝統的な本格焼酎です。
そのため臭くて飲みにくいというイメージでしたが、昭和の終わり頃から物流の発達や情報の拡散により日本中に広がりを見せ焼酎ブームとなっています。
芋焼酎の有名銘柄と言えば『森伊蔵』『村尾』『魔王』いわゆる『3M』と言われるこの3銘柄です。
今やブームのおかげでプレミアム化しその価格も遥かに定価を上回り、なかなか手に入れることが出来なくなっている事は皆さんもご存じかと思います。
勿論 プレミアム化するだけの価値はあり臭みもなく喉越しもよく芋焼酎のうまみと独特の香り・甘さのバランスもよく本当に美味しいです。
でも それらは芋焼酎に馴染んでる人がロックやそのままで飲んでわかる味わいのような気がします。
お湯割りや水割りのように薄めて飲むには勿体ない価格の物ですね。
そこで安くて美味ししい芋焼酎の飲み方と道具をご紹介します。
芋焼酎をお湯割りで美味しく飲む方法
それは前割りをして千代香を使って飲む方法です。
↓私がお湯割りにおすすめの芋焼酎の販売はこちら
前割り
芋焼酎を飲む寸前にお湯で割るのではなく前もって水で割っておいて寝かせてから飲む方法です。
割る水はミネラルウォーターならなんでも構わないと思います。
芋焼酎の生産で有名な鹿児島ではその水で芋焼酎が作られるほど芋焼酎を割るのに適しているという財宝温泉水というのがあります。
前割りした物を飲ませて頂きましたが、お湯割りでも水割りでも本当においしかったです。
その時、お店の方の財宝温泉天然水の押しが凄かった事と鹿児島県内のあちこちの道路の電柱に看板が沢山貼って事を覚えています。
では前割りの作り方ですが、用意した芋焼酎の瓶に自分好みの割合で芋焼酎と水を入れてください。
お勧めは 焼酎:水=6:4ですが、初めての方や女性なら5:5から試してみてください。
これを1日から1週間冷蔵庫で寝かしておきます。
冷蔵庫で寝かすのも良いですが、ちょっと本格的に涼しいところで焼酎サーバーに入れて寝かすとサーバー効果もあり更にまろやかになります。
この作業だけで、味にとげとげしさがなくなり、まろやかで美味しくなります。
冷たいのが良かったら、このままグラスに注いで水割りとして楽しんでください。
千代香
私達の知っている土瓶の事ですが、「千代香」とは何と読むのでしょうか。
「ちょか」と読み現地では、なまって「じょか」という事もあるようです。
全体が真っ黒で取っ手が木製の黒千代香が多く本格薩摩焼の物は数万円するほど高価な物もあります。
最近はプレゼントとして芋焼酎と千代香の何とも気の利いたセットも販売されていて芋焼酎ファンには喜ばれるようですよ。
前割りしておいた芋焼酎を千代香に入れて温めて飲みます。
もう本当に美味しいですよ。
ただ使った事のない千代香での温め方がわかりませんよね。
そこで私もやっている方法をご紹介します。
千代香を使った芋焼酎の温め方
↑最近はストーブを出してるので火が直接当たらない所に置いて温めてます。
千代香をガスコンロで温める場合は下に魚焼の網を敷き超とろ火で温めます。
千代香は陶器だから水が周りに付いたままだとヒビが入ったり割れたりするので必ず周りの水を拭き取ってから火にかけましょう。
また前割りした物をお酒の熱燗をつくみたいに「ちろり」で湯銭で温めて、湯を入れて温めた千代香に注いで飲む事もあります。
参考にしてやり易い方法で千代香でお湯割りを作ってください。
いくら芋焼酎ファンでも、いつも高価な銘柄ばかりを飲んでいられませんので、普段手に入りやすいパックの芋焼酎でも美味しく飲める方法とその道具を紹介しましたが、いかがでしたか?
芋の臭みを感じながらも、まろやかで芋焼酎ならではの甘みを味わってください。
まとめ
安くて身近な芋焼酎のお湯割りを美味しく飲む方法をわかってもらえたかなと思います。
勿論 普通に器にお湯を入れてから芋焼酎を注ぎ器の中で温度による対流で混ざったところを飲むのも美味しいですが、寒い時期に断然お勧めのこの飲み方で温かい芋焼酎のお湯割りを手軽に楽しんでほっこりしてください。
そして、どこかで高価な希少価値の高いプレミアム焼酎だけが美味しい芋焼酎だと思ってる方にこの飲み方を教えてあげてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。