本当に可愛いルクッスで、犬や猫に比べると、飼育スペースも狭くて済むし、一人暮らしでも飼い安そうだからかな?
私は、25年前に、初めてフェレットを家族に迎えてから、今年の5月に3代目になるフェレットを看取るまで、(1代目は9歳・2代目は4歳半・3代目は5歳半)実質20年間フェレットのいる生活をしてきました。
その経験からフェレットと一緒に暮らす事のリアルを全てお伝えして、皆様に、もっともっとフェレットの魅力を知ってもらいたいです。
はじめに
最近 インスタグラムやSNSでフェレットの動画や画像を多く目にするようになってきました。
その愛くるしい姿と可愛い仕草から簡単に飼えそうなイメージとなりペットとして人気急上昇中のようです。
フェレットに限らず、間違った認識で動物たちを家族として、お迎えすると悲しい現実がまちうけています。
このブログを読んでる、あなたはフェレットに興味をもってくださっていて、もしかしたらペットにお迎えしようかとも思ってくださってるのかもしれませんね。
ここでは、あえて、20年間フェレットのいる暮らしをしてきた私の経験から正直にデメリットのみをお伝えすることで、フェレットをお迎えする覚悟と心得を知ってもらいたいと願います。
デメリット
20年間フェレットと暮らしてきた私が思いつくデメリットです。
- お金が、かかる
- フェレットの病気に対応する病院が少ない
- 寿命が短い
- 噛み癖・トイレなどのしつけが必要
- 時間が束縛される
では、それぞれを具体的に実際に経験したエピソードと一緒にご紹介します。
お金が、かかる
フェレットをペットショップに探しに行くと感じられると思うのですが、小動物ゾーンで取扱いされてる事が多くて、価格も4~8万程度で犬や猫に比べると、とても安価ですよね。
そのせいか、お迎えした後もそんなに費用がかからないように思われがちですが、とんでもありません。
大まかな金額と必要な理由を挙げてみました。
ゲージやトイレなどの設備費用=3~50、000円ほど
ゲージやトイレ・水補給器具・ハンモックなどは、やはり専用の物を用意する必要があります。
毎月のフードとトイレ用の砂代=5,000円ほど
フードの他に、しつけ用のご褒美おやつ・健康サプリなども必要です。
病院代=1回5,000円ほど(ペット保険に加入することをお勧めします。)
フェレットが入れるペット保険は少ないと思いますが、フェレットは特有の病気や癌にかかりやすく一度、病気になると完治も難しく、長く通院することになります。
予防接種代=8、000円ほど
犬は自治体によって予防接種の援助金が出る場合や、無料の場合もありますがフェレットの場合は実費自己負担です。
光熱費=住んでる所によって変動
フェレットは暑さに大変弱い動物なので、暑い季節はエアコンが必要です。
たとえ、あなたが在宅してなくても部屋の温度が上がらないように外出時でもエアコンをフェレットの為につけてあげてください。
火葬・葬儀=30,000円ほど
亡くなった後きちんと、みおくってあげるために必要な事です。
フェレットの病気に対応する病院が少ない
動物病院は沢山ありますが、フェレットを看てくれる動物病院は本当に少ないです。
私も、この事には本当に苦労しました。
病気になった時、とりあえず、動物病院に連れて行っても、門前払いされたこともあります。
事前に電話でフェレットを看てもらえるか確認することをお勧めします。
フェレットを看てくれる病院が少ないという事は、あなたの自宅の近くにフェレット対応の動物病院が無い可能性があります。
そのことは、もし病院が見つかっても通院に費用と時間がかかるという事も覚悟しておきましょう。
寿命が短い
フェレットの寿命は5~10年と言われています。
個体差があるのは分かりますが、平均でこれだけの開きがあるのは、飼い方で変わってくるのです。
つまりフェレットが病気になった時の対応で、その寿命を延ばせるからです。
実際に私も2代目の時、病院で後数日しか生きられないと言われて、2年頑張ってくれ、3代目は余命宣告から1年頑張ってくれました。
また、普段のフードに気を遣ったり、フェレットの事故を防ぐ生活を心がける事も寿命の開きに影響しているのかもしれませんが、ペットとしてお迎えする動物の中で、平均寿命が短いのは事実です。
お迎えする時 寿命の短さを覚悟しておきましょう。
噛み癖・トイレなどのしつけが必要
お迎えしたすぐは、ほとんどと言っていいほど噛みつきます。
ショップで「この子は噛みませんよ」と勧められても、信じないでください。
環境も変わり不安なんだから、噛んできて当然です。
どんなに可愛くてもイタチ科の動物なので、鋭い牙があります。
噛まれると流血することもあります。
人を噛む事だけでなく、コードなどの家の中の物を噛まないようにしつけをする必要があります。
トイレのしつけは絶対に必要ですね。
時間が束縛される
毎日 フードを与えたり、トイレを掃除したりすることは当たり前ですが、私の経験上、 フェレットが一人でお留守番出来るのは、せいぜい1日程度です。
フードや水を沢山与えて置けば生き延びるだろうというくらい強くありません。
外出していて気温が上がりフェレットのいる室内の温度が上がると予測される時はエアコンを付けに帰宅してあげなければいけません。
それに、ゲージに入れておけばいい動物ではないです。
1日2~3時間はゲージから出して遊び相手になってあげなければいけません。
覚悟と心得
フェレットとの生活のデメリットは知ってもらたので、ここからは、それを、ふまえてフェレットをお迎えするのに必要なメンタル面からのアドバイスを ご紹介します。
フェレットをお迎えするのに必要な事の1番は、その子の一生を一緒に暮らす覚悟が必要だという事です。
フェレットに限らず、ペットを迎える時は、皆さんは絶対に真剣に考えなくてはいけない事です。
里親サイトで、沢山のフェレットが里親募集に出されてるのは本当に悲しい現実です。
フェレットを手放す理由から フェレットをお迎えする心得について考えます。
里親サイトの手放す理由を読んでみると、引っ越し・家族のアレルギー・飼い主の出産という理由が多く載せられていました。
フェレットの寿命は5~10年とされています。
そのことから、その子の一生を一緒に暮らすのなら10年は必要だと思ってあげてください。
お迎えしてから、引っ越し・出産が10年以内起きる出来事だと予測され、それを理由にしてフェレットを手放さなければならないのでしたら、お迎えはやめましょう。
引っ越しでも、動物と一緒に住める物件を探す事と、飼い主の出産でも出産時に他の人に見てもらえる人の確保をする事などで解決できます。
アレルギーですが、その子の一生に責任を持つ点からすれば、きちんと検査してお迎えしましょう。
私が里親サイトの手放す理由に「あれ?」と感じたのが、「しつけができない」事が少なかった事です。
実際にしつけできずに、噛み癖がひどくて、手に負えなくなっても、それを理由に里親募集しても引き取ってくれる方が見つからないからかもしれませんね。
フェレットは生きていて、人と同じで感情もあり、性格にもあり、こちらの思うようにいう事を聞いてくれません。
お迎えしてからは噛み癖やトイレのしつけの面からも苦労します。
そのことを覚悟してください。
もし自分のいう事を聞かないから、しつけできないから・懐かないからが、手放す理由になるのなら、ぬいぐるみや、ロボットぬいぐるみのようなコミュニケーションできる玩具を購入してください。
相手は生き物ですから、しつけが上手くいかなかったり、思うように懐いてくれなかったりするかもしれません。
それでも投げ出さずに一緒に暮らす事を約束してあげてください。
まとめ
ここでは20年間フェレットと生活してきた私がフェレットをお迎えした事で感じたデメリットのみをご紹介しました。
実際にこれだけのデメリットがあることは分かってもらえましたか。
これほどのデメリットをすでに感じ認識している私が、それでも 尚 フェレットとの生活を選び,続けたのは、それ以上のメリットと魅力があるからです。
それは単にメリットの一言でお伝えできる物ではありません。
フェレットの持つ可愛らしさと仕草は勿論の事で、私達との暮らしや接し方で分かる、その賢さに驚き、何よりも沢山の愛情と癒しをくれます。
フェレットの本当の魅力を知ると、ここに挙げたデメリットなんか、何の問題にもなりません。
このブログを読んで、フェレットとの生活のデメリットを、しかっり認識されてから, フェレットをお迎えしてみようと思っていただけたら 次のブログを読んで,準備されてください。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。